楽天ポイントの「獲得上限」について徹底解説
意外と知らない人も多いのが、楽天のポイント「獲得上限」。上限の設定や、買い物する際に注意したい上限などを徹底解説します。
公開日: 2024.12.4
楽天ポイントの「獲得上限」は二つの指標でチェック!
意外と知られていませんが、楽天ポイントは獲得方法によって獲得上限があります。というよりかは、ほとんどのポイントに獲得上限があると言った方が正しいかもしれません。
例えば、楽天SPUで言えば、獲得上限がないのは、
- 楽天カード・通常分
だけです。その他のポイントアップ分については全て獲得上限があります。
獲得上限には、二つの制限があります。
- 合計獲得ポイント
- 獲得集計期間
合計獲得ポイント
これは読んで字のごとく、そのポイント倍率で得られる追加ポイントの上限ポイントです。
例えば、SPU楽天モバイル会員分は+4倍ですが、獲得上限は2,000ptとなっています。つまり、2,000ptが4%になるのは50,000円(税込55,000円)なので、税込55,001円以上買うと、そこから実質還元率が4%が下がっていくということでもあります。
獲得集計期間
次に大きいのが獲得集計期間。獲得したポイントを合計する期間で、これは先ほどの獲得上限と密接に関係してきます。
楽天ポイントの獲得集計期間は大きく分けて二つです。
- 月間集計
- イベント期間集計
楽天SPUは基本的に月間集計、お買い物マラソンなどのイベント系はイベントが開催している間の期間で集計をします。
先ほどのSPUの楽天モバイル会員分でいうと、月間2,000ptまでとなっているため、一度2,000ptを超えてしまったら、それ以上購入しても楽天モバイル会員分の+4%はポイント還元が適用されません。
逆に、お買い物マラソンは月間2回ほど開催されるのが通常ですが、1回目のお買い物マラソンと2回目のお買い物マラソンは別々の集計なので、それぞれ最大まで獲得可能です。
気をつけたいポイント上限の目安
楽天の獲得ポイントについて、注意したいボーダーが5万円(税込5.5万円)です。
楽天での買い物が「月間5万円未満」
楽天での買い物が月間「5万円未満」というライトユーザーの方は、獲得上限を超えることはほぼないため、あまり気にする必要はありません。
ただし、ショップ限定の倍率アップや一部のキャンペーンでは、かなり低い上限が設定されていることがあるので注意しましょう。
楽天での買い物が月間「5万円以上」
楽天での買い物が5万円を超える方は、楽天SPUを中心に獲得上限に気をつけないと、実質OFF率が下がります。
特に注意したいのが、以下のポイントで、税込で5.5万円を超えるとそれ以上はポイント付与がありません。
特典 | 基本レート | 集計期間 | 獲得上限 | 支払い上限 |
---|---|---|---|---|
楽天モバイル会員 | +4% | 月間 | 2,000pt | ¥55,000 |
楽天モバイル・キャリア決済 | +2% | 月間 | 1,000pt | ¥55,000 |
Rakuten Turbo・楽天ひかり | +2% | 月間 | 1,000pt | ¥55,000 |
この3つは上限が5.5万円なので、ある程度楽天で買い物をする方はすぐに到達してしまいます。
特に、お買い物マラソンなどで還元率がアップさせて割引を狙う場合は、買った後に「入ってくるポイントが少ない?」ということもあるので注意しましょう。
楽天市場での買い物が「イベントあたり、7万円以上」
楽天市場では毎月2回ほど買い周りイベント「お買い物マラソン」があります。
お買い物マラソンはかつては上限がかなり高めの設定でしたが、現在は一回あたり7,000ptになっています。つまり、お買い物マラソンあたり税込7.7万円が上限額です。
また、一回のお買い物マラソンで税込7.7万円を超えると、先ほど解説した「税込5.5万円上限」の特典ポイントが付与されなくなるため、全体のOFF率は下がってしまいます。
ただ、獲得上限があるボーナス分を無視したとしても、お買い物マラソンで還元率を稼げるという考え方もできるため、そこは自身の買い物と相談しながら決めましょう。
楽天ポイントが最大還元率になるのは「月間、税込5.5万円まで」
ここまで見てきてわかる通り、楽天のポイントシステムを使って還元率を最大にできるのは「月間、税込5.5万円まで」です。これを超えると、楽天側が言う「最大46.5倍」や「SPU最大17.5倍」と言う倍率はどんどん下がっていきます。
楽天はかつては「ポイント還元があっても、Amazonと比較すると高い」と言われていましたが、最近はAmazonが全体的に安値勝負ではなくなっているため、ポイントを入れると楽天の方が安いと言うケースも多くあります。
ただ、それが「ポイント還元が最大化した場合」と言う条件付きだと、上限を突破してしまい実質還元率が下がってしまうと実質価格も高くなってしまうため、月間購入金額には注意する必要があります。