楽天のポイント還元の計算方法を徹底解説
微妙にわかりづらい、本当の還元ポイントを誤解していることが多い楽天のポイント。還元の計算方法を徹底解説します。
公開日: 2024.12.1
楽天ポイントの還元は「4つの数字」から算出する
まず大前提として、楽天ポイントは単純な「購入金額 * %」で還元されるわけではありません。そのため、正しい計算方法を知っておかないと「倍率に踊らされて実際よりも多めにもらえると誤解する」ことがあります。
楽天ポイントの還元は「3の数字」から算出します。
- 支払いの「税抜き」金額
- 100ポイント、もしくは200ポイントで1ポイント(切り捨て)
- ポイント倍率
- ポイント付与上限
これらを掛けた数字が実際に付与されるポイントです。
支払いの「税抜き」金額
一番見落としがちなのが、ポイント計算の元となる数字は、支払いの「税抜き」金額であると言う点です。
本記事執筆時点での日本の消費税は10%なので、10%の消費税が追加される前の金額がポイントの対象になります。つまり、ざっくり言うと、ポイント対象になるのは支払い金額の90%分です。
そのため、楽天の表示還元倍率におおよそ0.9をかけた%しか還元されません。
100ポイント、もしくは200ポイントで1ポイント(切り捨て)
楽天ポイントは、税抜き金額の単純な掛け算で決まるわけではなく、「100ポイント、もしくは200ポイントで1ポイント」となります。あまりは切り捨てられます。
例えば、税抜き10,098円の1倍還元の場合、100円単位で計算すると100ポイント、余りとなる98円分は切り捨てられます。0.5倍還元の場合は200ポイントで1ポイントのため、200ポイント単位で計算する50ポイントで、98円のあまりが切り捨てられます。
計算方法としては、
- 整数倍率: 税抜き金額 / 100をし、余り切り捨て
- 小数点倍率: 税抜き金額 / 200をし、余り切り捨て
となります。
ポイント倍率
最後に計算するのがポイント倍率です。倍率については下記の記事で詳細に解説しています。
加算された倍率は、「基本的に、加算されたキャンペーンや特典の各倍率ごとに計算する」のが基本です。ですので、単純に「税抜き金額 x 加算された倍数」では計算できません。
「各キャンペーンごとのポイントを計算する」のを忘れないようにしましょう。
ポイント付与上限
最後に、各加算倍率には「ポイント付与上限」が決まっています。例えば、楽天モバイル会員特典は「+4倍(4%追加)」ですが、月間2,000ポイントまでと言う上限があります。
この上限に到達すると、それ以上はポイントが付与されないため、購入額が増えるほど実質還元率が下がります。
例えば、楽天モバイル加算分で試算してみると、
- 税抜き10,000円の買い物をした場合: 400ポイント(4%分)
- 税抜き100,000円の買い物をした場合: 2,000ポイント(2%分)
となります。
税抜き10万円の買い物の実質ポイントが下がるのは、上限の2,000ポイントに到達するからです。
なお、実質還元率という観点で見ると、税抜き10万円の買い物は税込11万円ですので、「2,000 / 110,000 = 0.018」となるため、実質1.8%還元です。
詳しい計算はツールを使おう
この辺りの詳しい計算は、楽天市場などの楽天サイトでは詳細表示されないため、みんな「何となくの雰囲気」と「表示された合計ポイント」で把握しているでしょう。
ただ、実際に買い物をするときは、Amazonなどの競合通販や、近所のスーパーなどの価格と比較をするため、「実質どれくらいの値段で買っているのか?」というのは非常に重要です。
そうした価格比較をする際は、当サイトの「楽天SPU ポイント計算ツール」などを使って、実質還元率をしっかり把握してから購入するのがベストです。